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万化を楽しむ!

アラサーリーマンが日々思いついた事を書き殴ります。妻も私もオタクな為、オタク関連多めです。

これが「仕事ができない」という事の全てだ SHIROBAKO一挙放送感想

本当はモンハンの記事を書こうと思っていたのですが、年末年始に一挙放送を行ったSHIROBAKOというアニメが思ったより考えさせられたため、感想を書いてみることとしました。

ちなみに私はまだ6話までしか見ていません。6話までの感想となります。見進めていく過程で随時感想を書ければと思っていますが、今は6話までの感想で。

大事なので何度も言いましたよ?

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社会人向けのアニメ

ざっくり言うと「アニメ制作会社」の話で、その会社で働く主人公の女性(二十歳を超えれば少女とは言えない?)達にスポットを当てている。

1話からガンガンアニメ制作の話が進んでいく。

面白いな、と思ったのが主にスポットを当てられる主人公を筆頭に、登場人物の殆どが成人しており、飲み会のシーンがあったりと、最近は余り見ない舞台設定であると思う。職場の話なのだ。

まだ働いていない学生の方が見れば、「ほうほう、こうやってアニメが作られていくのか」などと思うのかもしれないが、私は思いっきり別の切り口からの感想を持った。

これはなんとリアルな「日本のものづくりの職場」なんだろうと思ったのだ。しかも多分、典型的な中小企業の。

今までも仕事を取り扱ったアニメや漫画は沢山あったはずだった。例えば私の好きな作品に「機動警察パトレイバー」という作品がある。

この作品を面白いと思うかは個人の感性次第だろうが、アニメ・漫画業界に多大な影響を及ぼした歴史に残る作品であると思う。

このパトレイバーも「警察の仕事」を描いた作品だが、時代設定は昭和後期なのにレイバーというロボットを大きく取り上げているため、イマイチ現実味が感じられない。

結構日常風景も描かれているのだが、共感できないのである。私にロボット犯罪に立ち向かった経験は無いからだ。

そのような意味ではこのSHIROBAKOも仕事の中身自体はよくわからない。私にはアニメを作った経験も無いからだ。

しかし私も社会人であり製造業で働く人間である。一応ものつくりのプロである。

その視点から見ると、こいつらなんて仕事ができね~んだ、と思う点が多すぎる。

そしてこれが日本の大凡の中小企業の実態なのではないかと思う。

報・連・相しろ

私は6話までしか見ていない段階でこれを書いている。主人公の女性はまだ経験が浅く、これから努力し、一人前になっていくような作品であると思われる。

しかし6話時点ではどいつもこいつも社会人失格ではないかと感じた。

主人公はとても真面目に自分の役割をこなそうとするが、途中、オーバーワークで現実逃避しそうになる。すかさず先輩のフォローで持ち直すが、そのタイミングが遅い。

事なきをえるものの、それも紙一重で綱渡りである。

なんとか上手くいった後にその主人公達をまとめる上司は「何かあったら早めにいってよ、頼ってよ」と言うが、それを管理するのが貴方の仕事であり、言いだせない相手ならばそれ相応の管理をするのが管理職というものであろう。

また主人公と同じ職種、制作進行でお調子者の「太郎」という男性がいる。この男が所謂トラブルメーカーで、様々な失態で序盤のヘイトを一点に引き受けている。

この制作進行というのは、作品制作の管理を行う職種のようで、進行のスケジュール管理などを行うようである。

太郎氏はその調整過程におけるネゴシエイトで失敗し、作画監督の機嫌を損ねるのだが、それを頑なに上司に報告しようとしない。

この問題も主人公の機転で回避するのだが、そこにも偶然が重なった部分が大きく、エンターテイメントとしてはそれが正しいのかもしれないが、これがプロの仕事か、と思う。

またこの時の作画監督も太郎氏に巻き込まれる形になるものの、作画監督を降りる、と言い張るのだ。

結果上手くいったから良いものの、おめぇ、自分の機嫌で仕事を投げるのかよ、プロですか?と思わざるを得ない。

作品を作る、仕事をするチームがまとまっていない。そのシステムがない。

もちろん特殊な業界であり、より技術的であるというのはわかる。

普通の生産業とは違うのもわかるのだが、もうちょっとなんとかならないだろうか。

製造業の品質管理における言葉に「次工程はお客様」という言葉がある。これは3つの意味を持つといわれており

1.自分の工程(役割)での責任を果たす。

2.前工程は次工程に対して品質の責任がある。   3.前工程からは品質の良いものしか受け取らない。

要約するとこのような感じになる。

仕事はチームワークであり、自分が品質の悪い仕事を次に回すと次の仕事の品質も下がり、最終的にはお客様が手にする製品が品質の悪いものになる、という事だ。

クリエイティブな仕事であるゆえの葛藤もあるのだろうが、へそを曲げる作画監督に言ってやりたい言葉であった。

なんというかいちいち仕事でしてはいけない事のお手本のような場面を突き付けられたようだった。

典型的な職人気質の中小企業

このアニメ制作会社というのもそうなのであろうが、このアニメ制作というのが実に日本の中小企業的であると思う。

中小企業というのは良くも悪くもある程度「ワンマン」であると思う。非上場企業の殆どは親族経営であり、ボスが、その一族の力が絶対である。

アニメ制作も監督という責任者がおり、作中でも監督の一言で大きくスケジュールを乱される場面があった。それがボスというものであるが、その一言で乱れる様は、私が勤めた前職のブラック企業で良く見た光景である。

業界的な人材不足、資金不足もあるのだろうが、人材や仕事に対する、品質という点でとても気になる所が多かった。

ここを整備したり、システムを構築できないのがとても中小企業的であると思う。

社会人としてのマナー研修とか仕事の心構えを教えるといった事はないのだろう。まさに体で覚えよ、といった職人気質全開なのだ。

これがアニメ業界なんだろう。設計品質が製造品質に近いのだ。

しかし同じ「もの」を作る現場で働いているものとしては、その職人気質にこだわって、製品の品質を落とすというのは、どうにも許せない。

それが会社というものであるとわかってていても、なんだかなぁ、と思ってしまったのが6話までの感想だ。

作品としてはとても意欲的で面白いと思う。まだ四分の一しか見ていないのでこれからの彼女の頑張りに期待して、続きを視聴したい。

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