まぁ表題の通りなんですが行ってきました。仕事で…
2ヶ月位前から通常業務とは切り離されたプロジェクトの様なものにぶちこまれてまして、ちょっと出張続きの日々を送っていました。
週に1回行くか行かないか程度で、普段から全国を飛び回っている方からすれば全然大したことはないと思います。
しかし私は普段は完全に内勤で勤め先から出ること自体が希なんです。
しかも通常業務の量が減るわけでもなく… ほぼ初挑戦のプロジェクトなので上手くいかないことも多く、現在進行形でバタバタしております。
そんな今回で4度目の出張で行ったのが「伊賀」です。
あの忍者の伊賀です、忍者。
徳川の服部半蔵の出身地ですね。 伊賀の上野と呼ばれる場所でいつも泊まっているのですが、東京の上野は、この三重県伊賀市の上野からとられているそうです。
また地下鉄半蔵門線や地名としての半蔵門も服部半蔵が由来ということで家康は本当に半蔵が好きだったんでしょう(笑)
伊賀に行ってみよう。
そんな伊賀、東京からはかなりアクセスしにくいです。
電車オンリーですと東京から新幹線に乗って名古屋まで行って、近鉄線を乗り継いで「伊賀神戸」駅まで行き、そこから伊賀鉄道に乗り換えていつも泊まるビジネスホテルがある上野市駅へという経路です。
伊賀神戸駅から乗り換える伊賀鉄道は沿線が忍者の里であることからあの漫画家の松本零士さんがデザインしたペイントを施した「忍者列車」が運転されています。
これがまた奇抜で斬新なデザインで、この列車に乗るだけで行ってみる価値があるくらいですよ。
このインパクト。
この眼力。
かわいい奴もありました。
車内もほのぼの。
松本零士さん直筆のサイン入り忍者列車もあるようです。
上野市駅のそこらかしこに忍者。
鉄郎とメーテルも。
ちなみに外国の観光客っぽい方が結構いました。 やっぱり忍者は海外の方の受けが良いんでしょう(笑)
伊賀には色々ある。
他にも三重は松阪市の「松阪牛」が有名ですが、伊賀も松阪牛に負けず劣らない「伊賀牛」があるんです。
私も2回ほど食べましたが、これが実に美味しい。 癖がなく上品で凄く食べやすいんです。
すき焼きもいただきましたが、この霜降りよ。 おかわりまで食べてしまいました。
普段食べない高級すぎる脂だったせいか食べた直後お腹が緩くなってしまいました(笑)
さらに「かた焼き」という日本一固いというお煎餅が有名だそうです。
こちらは伊賀忍者が携帯した、携帯食、非常食が由来となっているそうで、重しで圧迫しながら焼いて作るため非常に固く、当時は刀や鍔に打ち付けて砕き、口の中でも唾液でふやかしながら食べたそうです。
今はかた焼き同士を打ち付けたり、付属の木槌で割って食べるようです。 このかた焼きは今回の4度目の出張で教えてもらったのでまだ食べていません。
もう1回くらいは行く機会がありそうなので、次回は購入してみようと思っています。
なんと特別天然記念物であるオオサンショウウオがその辺の川に普通にいるらしいです。
夜行性との事なので実物を見るには夜間が望ましいようなのですが、1m級のオオサンショウウオが近所の川辺で見れるとか(笑)
こんなんその辺にいたら普通にビビるわ。
さらに上野市駅から見えるのは伊賀上野城。 今は上野公園として整備されており、伊賀出身の松尾芭蕉を祀った記念館や伊賀流忍者博物館等がある観光の中心になっています。
ここもゆっくり見てみたかったですが一応仕事で行っているのでそんな余裕はありませんでした。
さて今まさに話題沸騰中の映画「君の名は。」で物語中でも重要な役割を持つ「組み紐」。
なんとこの「組み紐」の発祥の地が伊賀らしいのです。
伊賀のくみひも
「伊賀くみひも」の組紐技術は、奈良時代、仏教伝来とともに大陸から伝えられたとされ、経典や袈裟などに用いられたそうです。
奈良の正倉院に残された楽器には、古代紐が飾り付けられており、都が平安京に移ると、王朝貴族の装束に欠かせない束帯に用いられるなど、組緒(くお)の帯は次第に芸術性の高いものとなり、さらに鎌倉時代には武士の武具に、室町時代は茶道具の飾り紐にと活用範囲を広げ、戦国時代には、鎧などに用いられ、江戸時代には刀剣の飾紐として需要が急増したため、武具装身具の職人は幕府の保護を受けて江戸に居住し、互いに技巧を競い合ったとのこと。
組み方の種類も増え、羽織紐や印籠、タバコ入れの紐などにも利用されるようになったようです。
その後、明治時代の廃刀令により、かなり痛手を受けて衰退していったようですが、明治35年頃より、和装の普及と相まって再び日本人の心を捉え、次第に勢いを取り戻していきました。
伊賀くみひもは、絹糸を主に、金銀糸などを組み糸に使い、伝統的な組台でつくられる。とくに手で組み上げる ”手組みひも” が有名で、美しく染め上げられた絹糸が織りなす ”組み” 独特の風合いが魅力なんだそうです。
戦国時代末期には「下げ緒七術」に使われた下げ緒の紐として忍者に使用されたとか。
私の母や祖母の代では普通に一般の家庭でも組み紐を作っていたと取引先の方が言っていました。
「君の名は。」に出ていたまんまの道具を使って作っていたとのことらしいですよ。
トントン、トントンと。
映画で見たとおりだ!
探せば本格的な組み紐を売っているお店を見つけられたかもしれませんが、その情報を得たのは7時過ぎ。
もうほとんどのお店閉まってる…
と思いきや、駅前のコンビニで売ってました、ストラップ。
ま、まぁちょっと量産チックではありますが私と妻の分を購入。
これで結びのご利益が二人を離さないでいてくれるかな?
こういうお手軽なストラップなら比較的安価で入手が可能ですね。

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本当に偶然ではありますが、タイムリーな組み紐に出会った話でした。
ちなみの忍者Tシャツも購入。
ちょっと関東からはアクセスしにくい伊賀ですが、この数回の出張でかなり満喫しております。 結構お勧めの穴場の観光地だと思います。
どうです?少しは興味が湧きましたか?
ならばぜひ、忍者と組み紐に出会って、伊賀牛を満喫してみてはいかがでしょうか?

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番外 孤独のグルメ 伊賀編
今回の一連の出張で2回伊賀牛喰らう機会に恵まれましたが、まだ食べていない部位がありました。
そう、内臓系です。好きなんですホルモン。
今回は朝一から先方入りのスケジュールだったので前泊前提。 余裕を持って会社を出れたので夕方頃には上野市に到着していました。
同行予定の部長はトラブル対応で出発が遅れていたため私一人。
やるしかない!1人焼き肉!
Google先生に聞くと宿泊予定のホテルの近くに焼肉屋が。行くしかない!
意を決するも、1人焼き肉は初めてなんでちょっとお店の前でモジモジしました(笑)
入ってカウンター席に案内され注文したオーダーはこちら。
梅サワー。とりあえず酒や。
伊賀牛特選盛り。霜降りィ!
ホルモン盛り合わせ。臭み無く上手し。
トッポギ。辛いの好きなんです。
チヂミ。圧倒的ボリューム。
大ライス。焼き肉にご飯って鉄板。
うおお…焼く焼く食う。
正直頼みすぎました(笑)
ホルモンは単品で幾つか頼んだのですが、大将自ら盛り合わせのがお得よ、とアドレスくれたのでそっちにしました。
もう無心で食う食う。
伊賀牛焼き肉でも美味しすぎる! あっさりとしつこくななくてスルッととろけます。
ホルモンも臭みがなくて美味しかったですね。 脂っこいのが苦手な人には「ハチノス」がオススメ。
ちょっと見かけがあれですが、コリコリしてまいうーです。
ほんの30分もしない内に喰らい尽くしてしまいました。
お会計は5000円をこえる金額になりましたが、納得のお味でした。
このお店は偶然入りましたが、後で聞いた話だと超大物芸能人がお忍びで食べに来るお店だそうです。
道理で美味しいわけだ!
出張の数少ない楽しみは地方グルメ。 忍者だけでない伊賀は牛と組み紐も素晴らしい町でした。

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