万化を楽しむ!

アラサーリーマンが日々思いついた事を書き殴ります。妻も私もオタクな為、オタク関連多めです。

稀代の名作アニメ化「機動戦士ガンダムユニコーンRE:0096」感想


機動戦士ガンダムUC RE:0096 OP 「Into the Sky」 【MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN RE:0096】

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2016年夏アニメが次々終了している中、10月より始まる秋アニメのチェックに忙しい方も多いのではないでしょうか。

そんな中、2016年の4月より放映していた「機動戦士ガンダムユニコーンRE:0096」の感想を書いてみようかと思います。

この「機動戦士ガンダムユニコーンRE:0096」ですが、元は2010年から2014年にかけてOVA(その他多数の発信方法で)として全部で7つのエピソードで発信された作品となります。

さらにOVA版は小説版を原作としており、「機動戦士ガンダムUC」は福井晴敏著作の小説が原点となっている作品です。

RE:006はOVA版の7つのエピソードをテレビにリメイクし全22話で放映した作品です。

と、いう事でまずは原作とOVA版の「機動戦士ガンダムUC」について書いてみます。

ファン待望の続編

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この「UC」、発表当初、古参のガンダムファンは狂喜乱舞したのではないかと思います。 何故ならばファーストガンダムと呼ばれる「機動戦士ガンダム」を始めとし多「宇宙世紀」を舞台とした作品で、劇場版アニメ作品「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から3年後を描いた作品だったからです。

物語としては初代ガンダムの起源となる宇宙世紀元年から始まり、「機動戦士ガンダム」から続く地球連邦とジオンとの一連の抗争に決着をつける総括的作品となりました。

また本作品より後年の宇宙世紀を舞台にした作品に繋がる設定などを示唆する描写もあるなど往年のガンダムファンにとって嬉しい内容だったのです。

原作小説は上記の福井晴敏さんが担当し、キャラクターデザインに安彦良和氏、メカニックデザインモビルスーツイラストにカトキハジメ氏と鉄板の内容。

宇宙世紀ガンダムの内容を周到しつつ、お馴染みのキーワードとなるニュータイプの解釈や過去作品キャラの顔出し等、ファン延髄の内容を盛り込み、見事に完結させました。

そして原作小説が終了した後、満を持してOVA版が発表。

原作小説も素晴らしい内容でしたがOVA版は驚異の出来で、度肝を抜かれましたね。

1エピソードの収録時間は60分程度でしたが、2010年から2014年の間に7エピソードという十分な時間と予算をかけられただろうそのクオリティは、全部見終わった後、今後これほどの完成度のアニメが出る事があるだろうか、とすら思いました。

あまりの面白さに私が初めてシリーズでブルーレイを揃えましたが、その数ヵ月後にこの「機動戦士ガンダムユニコーンRE:0096」の放映が発表となったのでした(笑)

ブルーレイとDVDの累計出荷数は190万枚以上と「ガンダムシリーズ」の作品で最高を記録しています。

個人的には悩み、苦しむ主人公を導く大人達の描写が良かったです。

主人公バナージ・リンクスは己の意思もありますが、巻き込まれる形でユニコーンガンダムに乗り込み、多数の壁に打ちのめされます。

それを乗り越える際に、幾人ものそれぞれの意思を持って状況に抗う大人達がバナージに厳しくも優しく接する場面ではこみ上げるものがありました。

戦争を題材とした作品なので戦争で傷ついた大人達が、今戦争によって傷ついている子供と共に戦うところが大好きです。

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「ここが知っている。 自分で自分を決められるたった一つの部品だ。 なくすなよ。」

おっさんがかっこいいんや!

またモビルスーツがかっこよすぎるのもポイント。

新規登場のモビルスーツはどれもこれも素晴らしいですが、やはり題名にもなっている「ユニコーンガンダム」の出来は頭一つ抜けていると思います。

ガンプラには興味がない私ですが、ユニコーンガンダムマスターグレードのプラモを購入して作成しました。 10年以上ぶりでしたかね。

あともう一つは「ジェスタ」というモビルスーツが好きでした。こちらは未だにガンプラ購入を悩んでいます。

映像の出来も素晴らしかったです。圧倒的作画から繰り出されるモビルスーツ戦は美しさすら感じます。

デザインの良さもありますが、主役級のモビルスーツバトルは業界随一のクオリティではないでしょうか。

また澤野弘之氏を中心とした音楽も素晴らしかったです。

ユニコーンガンダムのキャッチコピー、「― それは、可能性の獣。」という神秘性を感じさせてくれるような見事な音楽でした。

本当にお金をかけて作られたんだなぁ、と思ってしまいます(笑)

RE:0096とOVA版の違い

さてそんなOVA版をTV版に編集したRE:0096ですが、1エピソード60分程度、計7エピソードを約2クールにまとめるのは一体どうするのかという疑問がありました。

明らかに尺が足りません。そこで思いつくのが新規映像の追加でした。 あの神アニメだったユニコーンに、新たなエピソード追加とかあるんか!?と興奮したものです。

そんな勝手な思い込みはまぁ、打ち砕かれる事になります。

1話の放映時間を微妙に短縮し、OVA版のエピソードを22話に分割する形となりました。 内容に関しては変更無しで、作画等の直しもざっと見た感じではわかりませんでした。

そして各エピソードを分割した影響か、OVA版視聴者にはかなり間の悪い所でぶつ切りになっている印象を受けました。

これはあくまで私の感想で、初めてユニコーンを視聴する人ならば気にならなかったかもしれません。

現に友人でRE:0096がユニコーン発視聴というオタク友達は普通に面白かった、と言っていましたしね。

これは正直思ってもみない弊害でした。

OVA版は自然な流れで次回のエピソードへと続いていたので、その中である程度時間で区切るとこんなに違和感があるのか、と思ったものです。

しかし内容的にはOVA版と相違はありませんので、有料コンテンツだった「機動戦士ガンダムUC」をTVアニメとして見られたのは貴重な機会だったと思います。

なのでこの「Re:0096」を再度見返すという事なら既に旧作落ちしているOVA版を見る方が良いでしょう。

あ、OPとEDは新規でしたよ。

ガンダムUCという作品の素晴らしさ

結局はガンダムUCという作品の良さをを再認識したTVアニメ、という感想です。

小説、漫画、OVA等々多数のメディアミックスを展開した作品ですが、TVアニメという万人が視聴しやすい形で供給されたのは間口を広げるという意味でも良かったのではないでしょうか。

日曜日の朝というのも深夜よりは視聴しやすかったと思います。

また10月からはガンダムのTVシリーズ「鉄血のオルフェンズ」2期が始まりますので私個人としてもまだまだガンダムライフが続きそうです。

ガンダムシリーズ屈指のクオリティを持つアニメ作品「機動戦士ガンダムUC」、シリーズに興味が無い方でもアニメファンならぜひ視聴していただきたい作品です。

合わせて「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」もどうぞ!